シロアリ被害調査
(しろありひがいちょうさ)
別称・略称
白蟻被害調査
シロアリ被害調査とは、建物に起きている不具合がシロアリ被害によるものなのか、どの程度の被害があるか確認するための調査を指す。建物内部の玄関やドア枠だけでなく、床下部分にも入って徹底的に調査を行う。シロアリは木材や段ボールなどに含まれるセルロースを栄養源としており、木造家屋の柱などを食い荒らすため、調査の対象は主に戸建住宅だ。シロアリの被害に気づかないままでいると、家屋が倒壊する危険性もある。主なシロアリはヤマトシロアリとイエシロアリで、ヤマトシロアリは北海道北部を除く全国に、イエシロアリは関東以西に分布している。ヤマトシロアリは食欲が旺盛でないため家に対する害はゆっくりと進んでいくが、イエシロアリは食欲が旺盛でコロニーは数百万匹規模である。家に対する害が非常に早く進むため、シロアリ被害調査による早期発見は重要である。