曲げガラスとは、加熱して軟化させカーブをつけた
板ガラスを指す。所定の形状に作られた金型に
板ガラスを載せ、電気・ガスを使用した加熱炉の中に入れて
板ガラスの軟化温度付近(580~620度)まで徐々に加熱することで、金型に沿って婉曲する。ガラスが曲がり終わったところで炉内を冷まし、歪みや反りを取り除くことで曲げガラスとなる。
強化ガラスや
複層ガラスへの加工や、
セラミック印刷などの意匠性を付加することもできる。ショーウインドウ、ショップフロン卜、ショーケース、
らせん階段、
照明器具カバー、カーブミラー、モニュメントなど多様な用途に用いられる。