縁甲板とは、床の仕上げに用いられる床用木材を指す。表面から釘が見えないよう、
板の表面に凹凸をつける本実(ほんざね)加工が施されている。幅は約90~300mm(3
寸~1
尺)、厚さは約15~30mm(5分~1
寸)程度の木板が多く、壁や
天井に使う場合もある。かつては
縁側の甲板のことを指していたが、現在では、
縁側や
畳敷きの部屋がある家は少なくなり、
フローリング材と同じ意味で使われることが多くなった。1枚の
板から作られた単層と、薄い単層の
板を貼り合わせた複層の2種類がある。