浴室床暖房
(よくしつゆかだんぼう)
浴室床暖房とは、床を加温することで生じる熱伝導、対流および放射を利用する床暖房のうち、浴室に設置しているものを指す。
入浴で温まった身体を足元から冷やすことを防ぐほか、暖房が効いた暖かい部屋と寒い浴室の温度差によって引き起こされるヒートショックのリスクを軽減するなどの効果がある。
床下に電熱線ヒーターを通して温める電気式と、給湯器などで沸かしたお湯を床下に通したパイプに循環させる温水式に分類される。電気式は初期費用が安いこと、温水式は床が早く温まることやランニングコストが安いといった特徴がある。
昔ながらの工法である在来工法で作られた浴室は床がタイルでできているため、床の工事のみで設置が可能。ユニットバスの場合は、床暖房を組み込んだユニットバスへの交換が必要になる。