準不燃材料
(じゅんふねんざいりょう)
準不燃材料とは、建築基準法に定められる基準を満たした不燃性を持つ材料を指す。
代表的な準不燃材料としては、石膏ボード、木毛セメント板、セルロースファイバーなどが挙げられる。燃えにくさによって不燃材料、準不燃材料、難燃材料の順で3ランクに分かれており、準不燃材料は中位に位置する。準不燃材料であると判断される基準としては、通常の火災による火熱によって、加熱開始から10分以上20分未満は燃焼しないもの、外部仕上げにおいて防火上有害となる変形や溶解・亀裂などの損傷が起きないもの、内部仕上げにおいて避難上有害となる煙やガスが発生しないもの、である。且つこれらの条件を満たした上で、国土交通大臣から認可が下りたものでなければ準不燃材料とは認められない。各材料の厚さも決められており、石膏ボードなら9mm以上、木毛セメント板なら15mm以上などといった規定がある。