自然系防蟻剤
(しぜんけいぼうぎざい)
自然系防蟻剤とは、主に木造住宅からシロアリ被害を防ぐ、自然由来の素材から作られた薬剤を指す。建築基準法改正により、防蟻剤として広く使用されてきた毒性の強い有機リン系の化合物クロルピリホスの使用が一部禁止された。自然系防蟻剤には木酢液(炭を作るときに出る煙から採取した酸性の液体)、ヒバオイル(天然青森ヒバから抽出される精油)、ホウ酸などの種類があるが、原材料からアレルギー発症や皮膚の炎症等の症状が起こることがあり、使用する際はアレルギーだけでなくペットへの影響等の確認も必要となる。また製品それぞれに効果年数は決まっている。他にも水溶性のホウ酸やヒバオイルは屋外での使用では効果が薄れてしまうため、使用場所には配慮が必要である。