マンション高圧一括受電
(まんしょんこうあついっかつじゅでん)
マンション高圧一括受電とは、変圧器を管理しているマンションが1棟分の電気を一括契約(高圧契約)し、各住戸へ低圧に変換して供給する契約を指す。電力発電会社は発電して送り出す超高電圧を変電所で6,600Vに落とし、個別契約(低圧契約)ではさらに電信柱に設置した変圧器で100Vと200Vの電圧に落として供給するが、マンション高圧一括受電では変圧器を通さず、高圧のまま供給される。それにより電気代を安く抑えることができる。ただし、各専有部で個別に小売電気事業者と契約することはできず、契約年数もおよそ10~15年と比較的長い傾向がある。またマンションの共有部分と専有部分両方、共有部分のみ、専有部分のみなど、マンションによって契約を結んでいる範囲は異なる。