ピッキング
(ぴっきんぐ)
ピッキングとは、正規の鍵を使わずに不正開錠をする方法のひとつを指す。鍵穴に針金やピックまたはテンションと呼ばれる特殊工具を鍵穴に差し込み、シリンダー内部のピンタンブラーと呼ばれる部分を動かして鍵を開ける。玄関のドアのほか車の鍵や南京錠など応用範囲は広い。空き巣が建物内へ侵入する手口のため、ピッキング可能な特殊工具やそれに類するマイナスドライバーなどの工具を目的なく持ち歩くとピッキング防止法により処罰される場合がある。構造が複雑なディンプルキーや鍵穴のない電子錠を採用するとピッキング被害の防止効果が高い。また補助錠などを追加して二重ロックとするのも防止の有効な手段である。素人がピッキングをすると鍵穴を傷つけてしまう可能性がある。