2ツ割筋交いとは、木造軸組工法で建てられる住宅において、垂直材の縦の
柱と
横架材の間に組み入れる
筋交いの太さが、幅9cm×
奥行き4.5cmのものを指す。元々の木材は約9cm角に製材されているが、その厚みを均等に2分割して使用することから、2ツ割の名称がつけられている。この他、均等に3分割する
3ツ割筋交いや、均等に6分割する
6ツ割筋交いなどがある。取りつけることで、水平方向に対する力の強度が増し、強風や
地震時の揺れに対する耐久性を高めることができる。
建築基準法において、2ツ割筋交いを1本設置した場合は壁の強度が2倍に、2本を交差させて設置した場合は4倍になると示されている。