L値とは、床衝撃音に対する遮音性能を示す単位を指す。
振動音もしくは
固体伝播音など、実際に耳に聞こえる音のレベルをあらわしており、上階の衝撃音が下階で聞こえる音=「固体音」の大きさをあらわす数値である。固体音には、子供が飛んだり跳ねたり走り回ったりするときのような床衝撃音=「
重量床衝撃音(LH)」と、食器やリモコンなど固く比較的軽量の物体が落下する音、椅子やテーブルを引きずった音などの床衝撃音=「
軽量床衝撃音(LL)」の2種類があり、数値が小さいほど遮音性の高さを示している。日本建築学会では、
マンションなどの
集合住宅ではLL-45を望ましい水準としている。