印鑑証明とは、印影があらかじめ届け出されたものと同一の印鑑によるものであることの官公署の証明のことを指す。法人の代表者等の印鑑は登記所(法務局)、一般個人の印鑑は市町村または区に届け出て、証明を受ける。届出の印は
実印と呼ばれ、そうでない認印(みとめいん)と区別される。
実印の押印に印鑑証明を添付することで、本人の手で
実印が押印された書類であることの証明となる。印鑑証明の提出を求められる主な手続きには、新会社の設立、賃貸物件の
契約、住宅や土地の購入および売却、住宅ローン借入れ、
抵当権設定、保険金の受け取り、放棄、自動車の購入、売却、廃車、公正証書の作成などがある。