奥行とは、建物や
宅地の
前面道路に接する境界から、その反対側の境界までの距離を指す。
前面道路に接した部分の距離は間口と呼び、この両者によって建物や
宅地の形状や大きさを大まかに示すことがある。また、土地を評価して税額を算出する際などにも、奥行の長さは重要となる。土地の形状が整った方形でなく、奥行の長さにばらつきがある場合は、平均的な奥行距離を求める方法が用いられる。土地の奥行が長すぎる、あるいは短すぎるなどの格差を奥行逓減、奥行短小、奥行長などと呼び、それぞれの場合によって、奥行価格補正率という数値を用いて評価額を減額できる。