板壁とは、
板張りの総称で、木の
板で仕上げた壁を指す。
板壁の歴史は古く、東大寺正倉院の校倉造や、伊勢神宮正殿の神明造など古墳時代頃までの神社仏閣では板壁が一般的だった。板壁は
板の張り合わせ方によって、
板を縦長に並べる
羽目板と、
板を横長に使って貼り重ねる
横羽目板の2種類がある。また、板壁には湿気を吸収、放出することで室内の湿度を調整する調湿性能が確認されている。この調湿性能により、板壁は年間を通じて室内を快適な状態に保つ役割を持つため、湿気の多い日本の家屋などによく用いられる。