ジョージアン様式
(じょーじあんようしき)
ジョージアン様式とは、18世紀から19世紀初頭にかけてイギリスのハノーバー朝時代に発展した家具および建築様式を指す。
ジョージアン様式は新古典主義を基調とした、厳格な直線構成と優美なデザインが特徴である。
建築としては左右対称で総二階建てが基本、外壁には煉瓦が用いられ、窓にはダブルハングウィンドウが用いられた。玄関にはパネルドアやトランザム、壁付柱でペディメントが付いており、ルネサンスの影響を受けたような装飾が施された。
家具などの素材は、それ以前のオークやウォールナットからマホガニーが使われるようになった。
当時イギリスでは、経済成長とともに芸術的にも文化的にも洗練され、チッペンデール、ヘップルホワイト、シェラトンなどのデザイナーもこの時代に活躍した。