ホルムアルデヒド発散建築材料
(ほるむあるでひどはっさんけんちくざいりょう)
ホルムアルデヒド発散建築材料とは、ホルムアルデヒドを発散する可能性が高い建築材料を指す。シックハウス症候群の原因物質であるホルムアルデヒドは、めまいやのどの痛みなどを引き起こす人体に有害な物質である。2003年7月に施行された改正建築基準法により、ホルムアルデヒド発散建築材料を建築材料として使用する場合、規制対象の建築材料のうち、発散量に関する等級区分(JISやJASに基づくF☆☆☆☆等の表示)がないものは、個別に国土交通大臣認定を受ける必要がある。認定を受けるためには、事前に指定性能評価機関による性能評価を受けなければいけない。性能評価の対象となるものは大きく分けて17品目があり、合板、木質系フローリング、壁紙、緩衝材や断熱材、塗料、接着剤などの建築材料が該当する。