チッペンデール様式とは、18世紀中頃のイギリスで
家具作家のトーマス・チッペンデールが確立した
家具の様式を指す。
チッペンデール様式の
家具は、王侯貴族の実用的とは言えない芸術品のような宮廷家具を、美しさはそのままに、機能的に、一般階級向けに進化させたものである。
クイーン・アン様式、
ロココ様式、
ゴシック様式、シノワズリ、新古典主義などに影響を受けている。
代表的な椅子には、背もたれにリボンが絡むような透かし彫りを施してあり、
猫脚、リボン・バック、シノワズリーなどが取り入れられている。また、テーブル部分が垂直になりコンパクトに
収納できるサパーテーブルなどもある。