ノルマン様式
(のるまんようしき)
ノルマン様式とは、11世紀から12世紀にかけてのイギリスの建築様式を指す。
フランスの北西部ノルマンディー地方発祥で、その土地に定住していた北方系ゲルマン人であるノルマン人がイングランド王国を占領した後、イギリスで発展した。ノルマン様式はロマネスク建築様式の一つに分類され、キリスト教の教会建築などに取り入れられた。
ノルマン様式の建築は、重厚感や荘厳な雰囲気が特徴で、大きな石を用いた組積建築に外部の装飾が少ないのが特徴である。
代表的な建物として、イギリスのダラム大聖堂、グロスター大聖堂や、日本では横浜山手聖公会などがある。