パースとは、建築しようとする建物の
外観や内部の状態を立体的に描いた絵図を指す。
定められた図法によって描かれた透視図であり、平面図だけではとらえにくい全体的なイメージを表す目的で作成される。建物の全体的な様子を描いた
外観パース、内部の様子を描いた内観パース、建物の上方から見下ろす鳥瞰パースなどがある。機械を使った場合は図面をもとにコンピュータが計算で描き出すので、正確性が高いことや図面変更にフレキシブルに対応できる点で優れている。手書きパースは手間はかかるが、まだ図面が描き上がっていない段階でもラフなイメージとして作成が可能なので、アイデアやイメージを共有するのに有効である。