ビザンティン様式
(びざんてぃんようしき)
別称・略称
ビザンツ様式、ビザンチン様式
ビザンティン様式とは、4世紀から6世紀にかけ、東ローマ帝国のコンスタンティノープルを中心に発展した建築様式を指す。
初期キリスト教の美術・建築様式を基本としながらも、古代アジアやペルシャ方面からの文化的影響を強く受けている。キリスト教が広まっていくと同時に、ヨーロッパだけでなく、ロシアや西アジアにも広まった。
ビザンティン様式の特徴として、建造物の中央に巨大なドームが造られ、内部はモザイク壁画彫刻や象眼細工の家具などで美しく装飾されることが挙げられる。
ビザンティン様式の建築はもともとキリスト教の礼拝堂や教会施設であったが、その後の歴史的な経緯からイスラム教など他宗教の寺院として改修されていったものもある。
代表的な建造物として、トルコの聖ソフィア大聖堂、イタリアのサン・マルコ大聖堂、サン・ヴィターレ聖堂などがある。