切妻屋根とは、勾配のある2面の
屋根面で構成されたシンプルな
屋根形状を指す。
三角屋根とも呼ばれる。また古くは伊勢神宮や出雲大社などを始め、多くの寺社にも用いられており、切妻造りとも呼ばれる。建物に対して、開いた状態の本を上から載せたような見た目が特徴である。
様々な
外観スタイルで用いられるが、勾配の角度や
軒の深さで印象が異なる。また、
豪雪地帯においては、勾配を急にすることで
屋根の上に雪を積もりにくくできるため、雪の重量による倒壊の危険を軽減できるという利点もある。
他に、
寄棟屋根、
半切妻屋根、
片流れ屋根、
陸屋根、
入母屋屋根、
方形屋根などの
屋根形状がある。