事務所地区
(じむしょちく)
事務所地区とは、特別用途地区の一つであり、事務効率の向上を図ることを目的に、区市町村が指定した専用地区のことを指す。
事務所や行政機関などが集まる場所を対象にした中枢管理機能などの集積を促進して、事務の効率を上昇させることを目的としている。特別用途地区での規制内容などについては、建築基準法第49条の規定に従って地方公共団体の条例によって決めることになっているが、事務所地区の場合は事務の効率を上げることが目的になっているので、他の専用地区より厳しい制限が付けられることが多い。尚、特別用途地区は用途地域の中で重ねて指定することで、用途地域の指定を補完するので、地区の状況に合わせた街づくりをするには有効である。