仕口ダンパーとは、
柱や
梁仕口部に専用ネジで取り付ける、
木造住宅の倒壊を防止するための
耐震補強金物を指す。
アクリル系、
シリコン系、
スチレン系などの高分子材料の粘弾性体を鋼板のような強度の高い金属で挟み込んで作られている。単純な
構造で作られた
金物だが、精度の良い
制振装置となっている。建物の中で
柱と
梁の交差する
仕口と言われる部分の強度は
耐震性能に関わるため、仕口ダンパーを取り付けることで、強風や
地震の揺れのようなエネルギーを吸収して、木造建物が変形しようとする力を小さくすることができ、
耐震性能を格段に上げられる。