土蔵造りとは、木を骨材とし、
外壁を
漆喰などの
土壁で仕上げた耐火建築物構造を指す。蔵に多い建築様式で、昔ながらの町並みに多く見られる。真っ白な
外壁が特徴で、壁の厚さは20~30cm程度であり、
屋根を含めてすべてを土塗りする方法と、
屋根だけ木部を露出させる方法の2つがある。土台が
土壁であるため、内部に湿度がこもりにくくなっており、通気性や耐火性に優れているといった特徴がある。開口部をできるだけ小さくすることで
耐火性能を向上させている。内部は
間仕切りがないことが多く、
柱を立てないため、牛梁とよばれる太い
梁を使って広い空間を確保している。