擁壁とは、高低差のある崖などの崩落を防ぐため、斜面を壁状に覆った人工の建造物を指す。
崖だけでなく、建物を建てるため土地を造成する際にも、切土や
盛土で高低差ができた土地に用いられる。高低差が2m以上ある土地は、各自治体が定めている条例等により、擁壁を設けることが義務付けられていることが多い。擁壁には、
鉄筋コンクリート、石、
コンクリートブロックの3種類の素材がある。多くの擁壁は
鉄筋コンクリート製で、逆T
字型、L
字型、逆L
字型の3種類あり、
構造計算がしやすく、
敷地を有効に使うことができる。