火災危険度とは、
地震の揺れが原因で発生した
火災による建物の延焼被害の危険度を指す。
木造住宅密集地域整備事業や
防火地域の指定、防火規制、防火意識の向上などに活用することを目的としている。
火災危険度は、各自治体で測定・調査をする地域危険度の指標の一つであり、建物倒壊危険度や総合危険度と合わせて公表される。
東京都の場合、東京消防庁が実施した延焼危険度測定や出火危険度測定などの調査結果を用いて、町丁目ごとにランクを5段階に分けている。
火災危険度が高い地域の特徴には、公園や広い
道路が少ない、
老朽化した木造の建物が密集している、火を取り扱う飲食店や化学薬品の工場が多いといった点が挙げられる。