雨漏り
(あまもり)
雨漏りとは、雨が意図せず建物内に漏れてくる状態を指す。主な原因は住宅の経年劣化に対するメンテナンス不足、具体的には屋根材の欠損、壁のひび割れ、防水塗装の劣化、排水溝や雨どいの劣化や詰まりなどであることが多い。
雨漏りは、大雨や台風などの天災に起因するものが多く、梅雨時期よりも台風の多い10月の方が発生割合が高い傾向にある。
新築時の設計不良や施工不良による雨漏りもあるが、防水性能の基準が明確ではないため、建築基準は満たしていても設計に合った材料選びがされていなかったり、施工手順に問題があったりすると発生する場合がある。しかし築10年未満での雨漏りは、住宅瑕疵担保責任制度により無料修理が適用される。
雨漏りによって起こる二次災害も様々あり、例えば、壁や柱などに雨水が染みこんだ状態が続くことで、腐食がはじまり建物の耐久性が下がることや、シロアリの被害に遭いやすくなること、他にも、電気系統の故障による停電や漏電、それに伴う火災、カビによる健康被害などが発生する可能性もある。