耳付き板とは、
板の両端部分に丸みがある
板材を指す。
建築分野では、材の側面、端部を一般に「耳」と言う。耳付き板は、この耳の部分が、
原木の樹皮を剥いだ後に表れる木肌の凹凸をそのまま残した形状になっている。耳の丸みを取り除いたものを「耳摺り
板」と呼ぶ。
耳付き板は、表面から見えない
下地材に使うために製材工程をはぶいたタイプと、
原木の形状や表情を活かしたデザイン性の高い一枚板として使うタイプに分かれる。
下地材としては、
屋根下地や
ラス下地などに使われる。一枚板としては、テーブルやカウンターの
天板として使用されることが多い。なお、複数の
板を張った場合に、一番外側にある材を「耳板」と言う場合もある。