膳板とは、建物の
窓枠の室内側に取り付けられた額縁のうち、特に下枠に設置する
板を指す。
額縁は「
ケーシング」とも言い、もともとは木造軸組住宅のうち、
柱が表面に出ない
大壁造りの室内で、壁と
窓枠が接する見切り部分の納まりを整えために設けられた。膳板は、左右の額縁よりも室内に少し飛び出る形で幅が広くなっているケースも多い。
アルミサッシの製品によっては、
結露受け機能を持つアルミ製の膳板が付くタイプもある。また、額縁(
ケーシング枠)の上端や左右の部分に壁紙などの
仕上げ材を巻き込んで隠し、下端の膳板だけを見えるように設置するなど、
窓周りのデザインをさまざまに演出した設計もある。