化学物質過敏症とは、なんらかの大量の化学物質に接触した場合や、少量の化学物質に繰り返し接触した場合に発症する不愉快な症状を指す。
最初は1種類の化学物質に反応していただけなのが、多種類の化学物質に反応する多種類化学物質過敏症になるケースもある。発症原因の多くは、建築や改修などで使用される
塗料や建材、
接着剤などに含まれる化学物質により室内の空気が汚染されるためで、殺虫剤や防虫剤、喫煙による煙などでも影響する。主な症状は、頭痛、ふらつき、のどの痛み、鼻の痛みなどで、他の病気との鑑別が難しい場合が多くある。