半揮発性有機化合物とは、空気中に揮発する有機化合物の分類の1つで、
揮発性有機化合物よりも沸点が高く揮発性が低い物質を指す。
揮発とは、日常的な温度で液体が気体になることであり、WHOでは室内空気汚染の面から、空気中に揮発する有機化合物の中でも特に、
トルエン、
キシレン、
パラジクロロベンゼン、
エチルベンゼンなどを
揮発性有機化合物として定めている。半揮発性有機化合物は沸点が260~400度のものを指し、リン酸トリブチルやフタル酸ジオクチル、
クロルピリホスなどが該当する。
クロルピリホスは、シロアリ駆除剤に使用されていたが、2003年7月の
建築基準法の改正により使用できなくなった。