コリント様式とは、古代ギリシア後期の建築様式を指す。紀元前5世紀にギリシアのポリスの一つであるコリントで起こったと言われている。
コリント様式は、
ドーリア様式、
イオニア様式と並んで古代ギリシアの主要な建築様式とされる。
列柱の上部に施される、アカンサスの葉を代表とする植物やつるをモチーフにした複雑な
柱頭装飾が特徴の、優雅で繊細な様式である。コリント様式はヘレニズム時代やローマ時代に入っても用いられ、代表的な
建築物としてギリシアのオリンペイオン神殿、ローマのコロッセウムやパンテオンなどがある。