アンボンド工法とは、プレストレストコンクリート工法の一種で、
マンションなどの
鉄筋コンクリート造の床
スラブを小梁なしで
施工する方式を指す。
「アンボンデッド・ポストテンション方式」とも言う。
コンクリートを打設した後に、あらかじめセットしたPC鋼材を引っ張って
コンクリートにテンション(緊張)を与えることによって、床
スラブのたわみや
ひび割れを防ぐ。PC鋼材の周りにグリースを塗って樹脂で被覆し、緊張後も
コンクリートと付着しない状態(unbonded)を保つことが、「アンボンド」という名前の由来である。下階の
天井に小梁が出ないため、圧迫感のない空間ができる。