オイルヒーター
(おいるひーたー)
オイルヒーターとは、難燃性のオイルを電気の力によって加熱して、その放熱で空気を暖める暖房器具を指す。
密閉したオイルを暖めることでパネルが暖まり、そのパネルからの放熱で部屋全体を暖める。石油ストーブや電気ストーブと比べると、安全性が高いのが特徴である。オイルヒーターの表面温度は60度ほどなので、誤って触ってしまった場合でも一瞬程度であれば火傷に繋がりにくい。また、子どもがぶつかったりして倒れてしまった場合には、安全装置が作動し火災を防ぐ。パネルからの放熱で部屋を暖めるオイルヒーターは、温風による部屋の乾燥を防ぎ、匂いも出ないうえ、動作音が静かである。ただし、ほかの暖房器具に比べて電気代がかかりやすく、また、部屋全体が温まるのに30分~1時間ほど時間を要する。