シーリングとは、
建築物の
気密性や防水性を高めるために継ぎ目や
ひび割れといった隙間を、
合成樹脂や合成ゴム製の弾力性のある充填剤で充填することを指す。
気密性・水密性を高める他、断熱効果や防音効果を高める効果がある。
外壁や
浴槽の
タイルの隙間を埋めるために使われたり、
窓の
サッシ周辺や
シンク周りなどに使われたりする。
シーリング材の機密性および防水性は
施工より3年から5年ほど経過すると低下し始める。環境によって
経年劣化の進行度合いは異なるが、
耐用年数は長くても約10年で、
シーリング材が劣化すると水漏れや建材の
腐食を引き起こし、建物の損傷につながるため、補修工事を定期的に行うことが必要である。