大気汚染防止法とは、工場や事業場などから排出、飛散する
大気汚染物質について、物質の種類ごと、施設の種類・規模ごとに排出基準などを定めた法律を指す。
1968年制定により、
大気汚染物質を排出する者はこの基準を守らなければならない。同法には、工場や事業場の事業活動や
建築物の解体などで発生するばい煙や粉塵の規制、有害な
大気汚染物質の対策の推進、自動車排出ガスの許容限度などが規定されている。1970年の改正後、1974年に総量規制の導入、1995年に自動車燃料規制、1996年にベンゼン等有害化学物質規制、2004年に揮発性有害化合物の規制、2015年に水銀の排出規制改正が行われた。