バタフライ屋根とは、両端を高く中央に谷を作ったV
字型の
屋根を指す。蝶が羽を開いた形状に似ていることから「butterfly」の名が付いた。一般的な山形の
切妻屋根を逆にしたような形である。
外壁に
軒が下がらないため、広い開口部を設ければ
採光に優れる。雨や雪が建物の両側に落ちるのを防げる半面、中央に集まるため谷部分の雨仕舞に工夫をしないと
雨漏りの原因になりやすい。一般に
豪雪地帯には向いていないと言われるが、電熱器で雪を溶かして谷樋から流すことで雪かき不要にした「
無落雪屋根」が、北海道などで採用されている。