ブルーノチェアとは、20世紀を代表する建築家ミース・ファン・デル・ローエがデザインした椅子を指す。
チェコのブリュン市で設計された住宅の
ダイニングチェアとしてデザインされたもので、ブリュン市のチェコ語読みにちなみブルーノチェアと命名された。
建築物に用いられるカンティレバー
構造(片持ち
構造)を基に設計されており、前脚のみで座面を支持しているのが特徴である。重さをかけるとフレームがしなり、やわらかい座り心地となる。素材や製法、仕上げなどに完璧を求めたことから「欠点のない室内装飾品」と呼ばれた。