ユニット工法
(ゆにっとこうほう)
ユニット工法とは、住宅の一部分(ユニット)を部屋単位で工場で造り、現場へ運び、組み立てる工法を指す。
プレハブ住宅の一種で、キッチンのセットを始め電気配線や配管の設備、床・壁など工場でほとんどを完成させるため、工期は非常に短く済む。また品質が安定しており現場作業が少ないので、仕上がりのばらつきも少ない。柱と梁が溶接で一体化されているので自由な設計が難しい一方、筋交いなどの耐震補強が必要ないため、大開口の空間を作ることも可能である。なお、大きなユニットをクレーンを使用して組み立てていくので、道幅や敷地の広さなど建設地を選ぶ。使用される材料によっては、木質ユニット工法や鉄骨ユニット工法と種別ごとに呼ばれることもある。