瓦棒葺きとは、金属平板葺き
屋根の工法の一種で、「
瓦棒」と呼ばれる心材を用いた葺き方を指す。
瓦棒は幅3~4cmの角材で、
屋根が棟から
軒に流れる方向に45cm程度の幅で等間隔に並べ、その間に「溝板」と呼ばれる継ぎ目のない長い金属平板を敷く。
瓦棒部分に心となる角材を入れずに空洞にする「心木なし瓦棒葺き」のタイプもある。縦長の平行したラインが特徴で、
金属板葺きの中では、一文字葺きと並んでもっともポピュラーな工法である。
瓦棒葺きの
屋根は、
雨漏りがしにくく、ゆるい勾配の
屋根にも対応できる。