室内環境アレルギー対策
(しつないかんきょうあれるぎーたいさく)
室内環境アレルギー対策とは、日常生活における室内で発生するアレルギー症状を防ぐための対策を指す。
在室時に発生する、頭痛や吐き気、目・鼻・喉の痛みやかゆみ、呼吸困難やじん麻疹などの症状を室内環境アレルギーと呼ぶ。主な原因は、シックハウス対策において設計者や工事関係者の認識、施工技術の不足により、換気の不備、空気だまりや排気の逆流が発生し、湿気やカビの大量発生となる。家具や家電からVOC等が放散され、室内空気が汚染される、居住者が強力な洗剤や殺虫剤を使用することにより室内空気が汚染されることなどがあげられる。室内環境アレルギー対策には、VOCゼロの建材やノンホルムアルデヒドの接着剤等の使用、VOCを吸着・分解する部材を使用、機械換気システムで室内空気を清浄化、VOC放散期間を確保する必要がある。