救助袋とは、火事などの災害の際に、2階以上の
窓や
屋上から避難するために筒状の中を滑り降りる袋を指す。
救助袋には、垂直式救助袋と斜降式救助袋の2種類があり、垂直式救助袋は、壁に添うような形で設置できるため、設置場所が狭くても使用できる利点がある一方で、先に降りた人が袋から出ていないと次の人が降りられない。斜降式救助袋は、約45度の角度で設置するため連続降下が可能だが、設置場所や避難空地を広く取る必要があり準備に多少時間がかかる。
また、救助袋は
消防法によって点検が義務付けられており、いざという時に安全に使用できるよう専門業者に依頼して点検することが望ましい。