耐風構造とは、強い風にも耐えられる
構造のことを指す。
予測される風の圧力に対して、安全であり、風による
振動が居住環境として支障がない程度で済むよう設計された
構造物となる。
日本の
建築物における耐風設計で考慮されるのは、おもに季節風と台風である。
耐風構造は、高層の
建築物だけでなく、一般住宅にも取り入れられている。
柱や
梁が
重量鉄骨で構成され、その結合部が固定されている
鉄骨ラーメン構造や、
地震に耐えられるように設計されている
鉄筋コンクリート造も、風にも強く、急な竜巻などにもよく耐える。また、近年では
軸組工法の住宅にも、風の
あおり止めであるハリケーンタイと呼ばれる金具が使われるようになった。