地すべりとは、山の斜面などの滑りやすい地面に
雨水等がしみこむことにより地面が動き、広範囲に渡ってすべり落ちていく現象を指す。
斜面に生えている木や岩石、住宅等を巻き込みながら滑り落ちるため住宅や交通網に甚大な被害を与える。1日当たり数mm程度の動きを見せるのが通常だが、突然、数m動くこともある。原因としては、降雨、降雪による地下水圧の上昇が多いが、その他にも
地震や積雪による荷重などが原因になる。斜面の切り土工事、トンネル掘削工事などの人為的な要因で地すべりを引き起こす場合もある。対策工事を施すことにより、その発生と被害を抑えることができる。