中高層階住居専用地区とは、中高層階にあたる指定階以上を住宅利用などと指定するかたちで、
建築物に用途制限をかける
特別用途地区のことを指す。
現在13種類ある
用途地域のいずれかと重ねて指定されるため、単独で指定されることはない。都心周辺のなかでも、住宅と店舗あるいは事務所が併存している地区や、
住宅地のなかの幹線道路沿道において
マンションが
立地している地区などを対象に指定されている。中高層階住居専用地区には、まちづくりにおける人口回復策の一環として、
商業施設の
立地が進んでいる地区で一定の住宅を確保する役割がある。