防炎カーテン
(ぼうえんかーてん)
防炎カーテンとは、難燃性繊維の使用または防炎加工を加えることにより燃えにくい性質を持たせたカーテンを指す。
具体的には、日本防炎協会による防炎性能基準試験に合格し防炎ラベルが交付されているカーテンのことである。
防炎ラベルを持つカーテンは、小さな火種が接してもすぐには着火せず、万が一着火しても燃え広がらないように作られている。
消防法にて防炎物品の使用が義務化されている場所では、防炎カーテンの使用が必須となる。
例えば、病院・ホテル・飲食店など多くの人が利用する施設や、地上31mを超す建築物がこれに該当する。地上31mは11階建てと同等の高さのため、マンション等の住宅建築物もこれにあてはまる。またこの場合、11階以上のみでなく、対象となる建築物の全ての部屋で防炎カーテンの使用が必須となる。