必要有効換気量とは、建物内において
換気をするときに必要な空気の量を指す。
換気量とは、1時間換気した場合に入れ替わる空気の量を表している。必要有効換気量を算出する場合は、1時間当たりの
換気回数×
床面積×
天井の高さ、という計算式を用いる。ただし、設置されている
機械換気設備や建物の
立地条件、形状によって必要有効換気量は変化する。
建築基準法のシックハウス関連の改正基準法換気設備設置の義務付けにおいて、すべての
建築物には
機械換気設備の設置が義務付けられている。同法律では、設置する
機械換気設備の持つ有効換気能力が、建物の必要有効換気量よりも高くなければならないと定められている。