D種接地工事
(でぃーしゅせっちこうじ)
別称・略称
D種アース工事
D種接地工事とは、電気機器と地球を電気的に接続するアースにおいて、300V以下の低圧電気の接地工事を指す。接地工事は施設や電気器具の感電や漏電を防止し、使用する人の安全を守るのが目的である。D種接地工事は、住宅などの照明、コンセント、換気扇や冷蔵庫、また自動販売機、工作機器などにも行われている。多湿な場所や水を使う場所で使用する家電には接地が必要とされているが、乾燥した場所に置かれたテレビなどは接地が必要ないとされている。D種接地工事は金属製のアース棒に銅線などのアース線を接続して地中に埋め込み、アース線を目的の電気器具と接続する。接地抵抗の値は100Ω以下だが、漏電遮断機が電気器具に取り付けられている場合は500Ω以下になる。