振動規制法
(しんどうきせいほう)
振動規制法とは、騒音や振動から生活環境の保全と国民の健康の保護を目的とした法律を指す。
工場や事業場における事業活動や建設工事にともなって発生する相当範囲にわたる振動への規制と、自動車が走行する際に発生する自動車騒音の限度を定めている。
著しい騒音や振動を発生する特定施設を持つ工場、事業所等、および振動規制法に関する特定の機械を使用し、建設作業を実施する場合が規制対象となる。特定施設を新しく設置する場合や既存施設が特定施設になった場合、特定施設の変更や廃止をする場合、特定施設の相続、譲渡、貸与を受けた場合、振動規制法に関する特定建設作業をする場合には市町村への届け出が必要になる。道路交通振動の測定値が総理府令で定める限度を超え道路周辺の生活環境が著しく損なわれていると市町村長が認めた場合は、振動規制法の対象となる。