ネオクラシシズム
(ねおくらししずむ)
別称・略称
新古典主義
ネオクラシシズムとは、18世紀中頃にヨーロッパに広まった芸術・文化運動の一大潮流を指す。
バロック様式やロココ様式の装飾過多な宮廷スタイルへの反発が発端となっている。おもに建築や工芸、絵画に対して用いられ、古代ギリシャやローマの芸術を手本とし、直線とシンメトリーを取り入れた厳格な表現が特徴的である。フランスにおけるルイ16世様式、イギリスにおけるジョージアン様式などもこれに包含される。代表的な建築にパンテオンやエトワール凱旋門などがある。
インテリアや家具においても比較的簡素で直線的・対称的な意匠が特徴で、神殿の柱のような脚のデザインもロココ様式とは対照的である。月桂樹や花輪などの装飾が施されているものが代表的である。