パーケットフローリングとは、寄せ木細工によるデザインパターンを張り上げた床を指す。
伝統を重んじるヨーロッパで愛されてきた技法で、日本においても明治以降、取り入れられてきた。精密な
寸法の木材をひとつひとつ貼り付ける必要があり、
施工に手間がかかり費用も高いため、高級感のある
建築物に使用されてきた。しかし最近では
施工の手間が少ないブロックの普及などにより、
商業施設や一般住宅にも使用されるようになった。魚の骨の形のようにV
字を積み上げた「ヘリンボーン」、四角形の中に斜めのデザインを入れた「ヴェルサイユ張り」、「2色の正方形を交互にした「
市松模様」などの種類がある。